「太陽」

  • 「お上が人間であるかもしれないと、お思いになること自体が思い過ごしでございましょう」
  • ローマ法王は何故、私が書いた手紙の返事をくれないのか」
  • 陸軍と海軍とは頭を下げる角度が違う。陸軍の方が深い
  • 一人で研究をする裕仁。記録係が寝てしまう
  • 「日本が擁護した人種平等の迎については反響は見られなかった。米国が排日移民法を成立させた大正13年に、カリフォルニア州で起きた人種差別による事件は国民の誠実な怒りと憤慨の元となった。これらの抗議の波を背景にして軍人達は立ち上がった。臣民達の共有する気分を押しとどめるのは不可能だった」
  • 「国家は人間の身体に例えると、天皇は脳に例えることができるだろうし、また、その必要がある」
  • 天皇は神である。という主張に対して私は言った。私の身体は普通の人間とほとんど変わりがない。これは閣僚全員に強い警戒心と怒りを呼び起こした」
  • 海外の女優のブロマイドを隠し持ち、眺める裕仁
  • 鶴にアインシュタインと名づけて遊んでいる米兵
  • 占領軍総司令部からチョコレートが送られる
  • 侍従「私はアラレの方が好きであります」裕仁「はい、チョコレートおしまい!」
  • 「私が写真撮影に応じると司令官に伝えたかね」「いえ……何故であります」「何故なら、闇に包まれた国民の前に太陽はやってくるだろう」
  • 裕仁チャーリー・チャップリンって呼ぶ米兵
  • 皇后に抱きつく裕仁
  • 「私はね、もう神ではない。この運命を、私は拒絶した」
  • 「録音技師はどうしたかね。私の人間宣言を録音した若者は」「自決いたしました」「でも、止めたんだろうね」「いえ」