「電気グルーヴのメロン牧場 花嫁は死神」 電気グルーヴ 01年08月18日発行

  • 前科者でマイナスなったってことないよ。たださ、ある朝ガチャッとドア開けたら、4人の刑事に飛びかかられたんだよね。だから今でも朝ドア開ける時に緊張するってのいうのはデメリットとしてあるかもしれない。
  • 工藤静香も石橋も秋元康後藤次利もさ、都会の感じないんだよな。地方の考える都会っていうか。「東京ってこんな感じっしょ」っていう。今時DCブランドにカフェバーって感じ。
  • 前にツアーで静岡に行った時に僕、瀧の実家に泊まったのね。そしたら、「ライブ面白いんだけど、もっと映像とか考えた方がいいなあ。絶滅寸前の動物を使うとかさ」とか言って。
  • 猿の頭で思い出したけど、昔「いただきます」に宝田明が出た時に「いやねぇ、猿の脳ミソっつうのはホントに旨いんだよねえ。猿が箱に入っているんだけど暴れないように首だけ出てるんだよ。それで頭蓋骨にドリルで穴をあけてカポッて外すと湯気が上がっててね。それをスプーンで食うんだけど、これが旨いんだあ!」。もう客がみんな引いててさ。
  • 体育祭のシーズンになると全校生徒で組体操の練習とかやるんだけどさ、それが終わると必ず風紀委員室に時計の忘れ物がガーッて集まってくんのよ。それを全部まとめて質屋に持ってくの。
  • 毎月自分の生まれた日、例えば俺は12月26日生まれじゃない? 毎月26日は朝7時前に学校行って、その26日生まれの連中だけで集まって先生に説教されんのね。あとは自分が生まれた月、俺は12月だったんだけど、12月には親が来んのね。今度は親と生徒でみんな集まって会議室とかで先生に説教されんの。交友会っつってさ。
  • 数学の教師か何かで1人若い奴が入ってきたんだけどさ、キリスト教進学校にがんじがらめにされてすごい気持ち悪い奴だったのね。もう肌テカテカで色の白い奴なんだけど、入ってきて一週間目ぐらいに運動場の真中で焼身自殺したよ。それも立ったまま黒コゲになってんの。
  • マクドナルドで1000円食うって至福の喜びだったもんな。店も少なかったし、今みたいに「どこでも簡単に食えますよ」っていうのが売りじゃなくて「自由の国アメリカの匂いがする!」っていうとこが売りだったじゃん。ブランド・イメージが強かったよ。口に含んだ瞬間のアメリカを偲ばせる思い? それがたぶん360円の内の150円ぐらいだったんだよ。アメリカン・ドリーム150円。
  • その最後の捨て台詞が「俺はなあ、おめえらのこといつだってボコボコにできんだよ! 今はできねえけどな……」。
  • 引田天巧っているじゃん、プリンセス・テンコー。あれアメリカでアニメになって15年間の契約で、ずっと24歳でいなきゃいけないのと髪を切っちゃいけないとか、そういう契約が全部含まれているんだって。人形とかキャラクターの設定に合わせた関係らしいよ。
  • 仲いい友達で「マカロニほうれん荘」読んでキッス聴いてさ、お楽しみ会とかでふざけて赤いジュースをバーッと吐いてみて「ほんとはニワトリの血でやりてえんだけど」とか言ってた。
  • 安部譲二の本がベストセラーになって「俺もいける!」って漫画家になったっていう。「これから文化は刑務所初だ!」
  • 「俺らの世代だと、未来に行くにしたがって言葉からどんどん解放されていくっていうか、言葉的じゃない世の中になっていくっていうイメージがあるじゃない」「じゃあ、2000年はテレパシーで交流すると思ってたの?」「いやあ、なんか面白い顔とかさ……」
  • 「コンサートに行ってみんなで音楽聴いてんのなんて予定調和だよ」って言えるじゃん。「毎月1日になったら雑誌が発売されるなんて予定調和だよ、今月は3冊出そう!」とかさあ。
  • お化けの煙:こうねちゃねちゃしたノリみたいなのを人差し指と親指の間につけて、指をくっつけたり離したりするとまるで煙のようにノリのカスが吹き上がる、という子供だましなおもちゃ。昭和50年代、夜店や駄菓子屋の定番商品だった。