「90くん」 大槻ケンヂ 00年03月25日発行

  • 平成天皇即位の礼の前後、金髪のロックミュージシャンが一時的に国内で減少した。この頃ロック界では、即位の礼に合わせた右翼の金髪ロッカー狩りの噂が流れていた。
  • 78年に解散したEL&Pは一度80年代にも再結成している。だが、ドラムのカール・パーマーが加入を拒否したため「EL&Pの再結成ではあるが、エマーソン、レイク&パーマーの再結成ではない」とメンバーは言った。ドラムにはコージー・パウエルが入った。
  • 新曲のアイデアが全くない状態で会議に参加した大槻ケンヂは、ピンチを切り抜けるために「目を閉じてイメージしてください」と、口で曲の背景を説明した。
  • ダイヤやセイコーの腕時計を超能力で出現させるサイババは、いったいどこから取り出してるのかと聞かれて「サイババ・デパートからだ」と答えた。
  • 明治時代に、後に東洋大学を創始した井上円了が率先してオカルト叩きをし、あえて自分の学校を鬼門に作った。すると学校は火事で燃えてしまったが井上は「いや偶然」と言い切った。
  • 1966年にアメリカ製SF映画「ミクロの決死圏」を見た手塚治虫は「この映画、僕の漫画のアイデアを盗みましたね」と言った。
  • あしたのジョー」のモデルはたこ八郎
  • 宗教的UFO団体「ヘブンズ・ゲート」の指導者元オペラ歌手のマーシャル・アップルホワイトは70年代から、UFOへの搭乗と理想郷への脱出をエサに信者を集め、97年に地球に接近するヘールボップ彗星がその重要アイテムであるとし、宇宙船に乗り込むためと信者38人とともに毒薬を飲んで命を絶った。
  • ジョージ・アダムスキーは50年代にアメリカの砂漠で金星人オーソンと出会い、宇宙船に乗ったと主張した。
  • 50年代日本には「CBA」という宗教的UFO団体があり、信者の三島由紀夫が「美しい星」という小説を書いている。世界の週末と信者のみの宇宙船による脱出を説き始めたあたりで消滅。週末の時には信者たちに「リンゴ送れ、C」という暗号が伝達されることになっていた。
  • 映画「ねじ式」では顔面に放尿された看護婦に、丹波哲郎が現れ「顔に当たれば化粧品だ、よけるなワーッハッハ!」と笑う。
  • 宗教儀式でトランス状態に入った民衆の叫び声は「オウム」と響く。