「新書365冊」宮崎哲弥 06年10月30日発行

  • 昔、とある作家が、全共闘世代のことを「吉本隆明ファンクラブ」と揶揄していた。
  • 英語では人格をパーソンというが、これはペルソナが変化したもの。
  • 「1968年にヴェトナムで戦った少尉の平均生存期間を知ってるか。たったの16分だ」(映画「英雄の条件」)
  • ホテルなどの結婚式で「○○家××家ご結婚式披露宴」という看板が掲げられる。また、両家の親が金屏風の前で新郎新婦と共に並ぶ。ごく有り触れた光景だ。これを大新聞で「憲法違反」と糾弾した人がいる。「憲法が否定した家制度が、脈々と生き延びている」証左だというのだ。
  • バラス・フレデリック・スキナーはスキナー箱と呼ばれる動物実験用の装置を開発した。生後間もない娘をスキナー箱に入れ、実験をしながら育てたというスキャンダラスを流された。
  • 「犬を食べるのは文化ではありません。グロテスクです」(ブリジット・バルドー
  • ウォーターゲート事件ニクソン大統領の盗聴への関与を驚異的な記憶力で証言し、辞任への流れを作った「人間テープレコーダー」ジョン・ディーン。事後、録音テープと照合してみると、大統領執務室での実際の会話と証言とはかなり異なっていた。では、嘘をついたかというとそうではない。